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2019年6月 9日 (日)

69歳になって考えること 再考 「 空なる我 」その9 「 五蘊 」は「 空 」

前回、書きましたように、私は、「 阿頼耶識 」や「 末那識 」といった意識を中心とする学説は採用しませんので、従来からの仏教の考えには背離するものであることは自覚しています。

「 因果 」を中心としたお釈迦様の教えは、死後にも及び、六道輪廻を認めたうえで、それから逃れるために「 四諦八正道 」や「 十二支縁起 」を説かれたと思うのですが、それに含まれる「 人の道 」「 道徳 」を排除して、どんな価値観を持つ人も受け入れられる考えにするために、やはり「 龍樹 」氏が説かれた「 空 」を「 エネルギー 」として、僭越ながら私の「 意識は電磁波の構造を持つ 」という持論で、「 五蘊 」は「 空 」であることを書きたいと思います。

「 意識 」をどのように考えるかで、結果に大きな違いが出るのは、出発点を誤って選択すれば、悲惨な結果になることと同じだと思います。

私は、空気(kuui)などという宇宙(自然)エネルギーと、例えば精気(seiki)といった動物の生命力である生命エネルギーが、生き物を動かすという生気論に立っていますので、それが間違いでないと仮定して考えています。

ですから、それが「 アウト 」なら、私の考えも「 アウト 」です。

その両者が集まったのが(神仏)エネルギーとしてそれが動物が持つDNAに従って細胞分裂して出来たものが頭脳や目や耳、その他身体全体にわたる感覚器官や神経であると考えています。

そのエネルギーが頭脳を作る際に、動物共通の小脳や間脳などの他に、人間に左右の大脳を持たせて右脳を空間や直感、左脳を論理や思考などを担当させ、そこで得られた意識(末那識)を海馬で統合し、無意識(阿頼耶識)として、その下部の小脳などに流すと考えています。

私は、「 空間 」という概念を作る前の意識(空間意識)を右脳、「 時間 」という概念を作る前の意識(時間意識)を左脳、とそれぞれが担当して「 因果 」という「 物語 」を作るのだと思います。

人間の「 五蘊 」は(神仏)エネルギーの「 現象 」であり、そこから生まれる「 時間意識 」や「 空間意識 」とそれに続く「 概念 」や「 心 」や「 気持ち 」も(神仏)エネルギーの「 現象 」という結論になり、人間全体が(神仏)エネルギーの「 現象 」となり、公式、E=MC² により、「 現象(M) 」=「 エネルギー(E)」となり、「 五蘊 」すべてが「 空 」であることになります。

仏教は唯心論であると申しますが、その「 心 」こそ、お釈迦様が否定した「 ひとが作ったもの 」であり、偶像であり、「 ここまで来たという目印である 」し、唯心論で満足していまいますと、そこに安住してしまい、「 現象 」として壊れてゆくことになると思います。

哲学は、その人の生き方の現れ(自我の進展の現れ)であり、それを幾ら進展させても「 自我の拡大 」にしかすぎないと思います。

書物は人の自我(可能性)の「 現象 」であるが、文字であるため変化しないと考えるのですが、それを読む人は、自分の自我(可能性)を重ねて考えますから、(ちょうど、対消滅が出来ない粒子が別の粒子と結合して、「 有 」となるように)書いた人の方向とは違った方向に変化させるかも知れません。

そうして、哲学は変遷するのだと思いますが、これは、あくまでも「 自我の拡大 」ですから、それを否定することによって「 空 」が把握できるのかも知れません。

お釈迦様は、自分の教えを書物にされることはなかったと聞いていますが、この事情を知っておられて、あえて教えを口から口で伝えられたのではないかと思うのです。

「 仏教は唯心論 」というのは、「 心 」は「 心 」を通して伝えるべき教えであるということで、世界観として考えるべきではないと思うのです。





(5月9日)

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